何事も学びに変える意識レベルとは

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ぼくは学び好きだ。

自分が高めたい分野に関しては、

出し惜しみなくお金を払って、
合宿セミナーでも年間プログラムでも受講するし、
オンラインの教材もバシバシ買う

 

なんなら、内容がよくわかってなくても、
直感的におもしろそうだと思ったら
南の島まで数百万円払って
セミナーを受けに行くくらいだ。
(そして、最近はその直感は大体外れない)

 

基本的には、どんなに高かろうと、
それ以上のリターンを受け取る自信があるからね。

 

結局、どれだけ受け取れるかというのは、
受け取り手の意思の問題なんだ。

 

どんな内容であろうと、
確実に自分の学びに変える意思を持っていれば、
すべてを成長の糧にすることができるのだ。

 

だから、たとえ100人が受けて99人が
ひどいセミナーだったと言いそうな内容だろうと、
ぼくはそれさえもリターンに変える自信がある。

 

何なら、セミナーや教材の類じゃなくても学びに変える
そんな気持ちを持って日々を過ごしている。

 

つまり、

“日常生活のすべてが学びなんだ”

という気持ちがあるから、
ぼくは毎日毎日成長するし、
日々ネタのストックが増えていく。

 

例えばタクシー。

タクシーというのは学びの宝庫だ。

ムカついたり、嬉しかったり、楽しかったり。

 

ぼくの感情はいつも、
タクシーによってもて遊ばれる。

 

だから、自分がどうされたら怒るのかとか、
逆にどうされたら嬉しいのかとか、
そういう分析をことあるごとにすることができる。

 

ある日のタクシーでの出来事だ。

 

「サザンテラスの方までお願いします。
あ、サザンテラスだったかな。
高島屋に行きたいんですよね」

 

ぼくは高島屋の位置を
正確には把握していなかったのだ。

 

それに対して、
タクシーの運転手さんはこう言った。

 

「www

サザンテラスと高島屋は全然違いますねw
高島屋でいいですか?」

 

ぼくは一瞬にして頭に血が上り、
彼の顔面に背後から
強烈な左フックをお見舞いしたいという
激しい衝動に駆られた。

 

とっさの判断で、胸がとても大きい
グラビアのお姉さんを想像したおかげで、
何とか気持ちを沈め、

 

「じゃあ高島屋で」

 

と答えたのだが、
ハラワタが煮え繰り返るほどの
激しい怒りを感じずにはいられなかった。

 

たしかに道に詳しい彼にとっては、
高島屋とサザンテラスの位置関係すら
把握できていないぼくの質問は、

 

「すみません、ディズニーシーまでお願いします。
お寿司が食べたいんでね」

 

みたいな依頼と、あるいは同じくらいの
滑稽さだったのかもしれない。

 

でも、そんなに嘲笑することはないではないか。

 

極め付けは支払い時だ。

 

パスモでお願いします」

パスモ???はいどうぞ」

 

いや、何だよその疑問調のトーンはよ!!
普通にパスモですねでいいだろ!

 

こいつムカつく。絶対にネタにしてやる。
という強い決意を持ってタクシーを降りた。

 

ここでの学びは、

 

ぼくは馬鹿にされたようなニュアンスを感じると、
 激しく怒りを感じる

自分の当たり前は必ずしも他人にとっての当たり前とは限らない

これは絶対ネタにしてやろう

 

などだ。

 

さらに深掘りするのなら、

「なぜおれは馬鹿にされた感じがすると、
こんなにも腹が立つのだろう。

 

『あ、全然違いますよねー笑
すんません詳しくなくって(テヘペロ)!
そしたら、高島屋で!』

 

的な切り返しをしとけばいい話で、
別にそんくらい気にしなくていいじゃないか」

 

みたいに、その感情を抱いた要因を、
過去の出来事などを思い返しながら分析していくと、
より自分という人間を知ることができるのだ。

 

またあるときは、
普通なら怒り狂う場面でも、
全くもって怒りの感情が湧かなかった、
という出来事もあった。

 

タクシーに乗り、

「○○までお願いします。
わりと急ぎめっすね!」

 

と伝えたところ、
一生懸命にナビとにらめっこをして、
現状の説明と提案をしてくれたのだ。

 

「この先の明治通り
かなり混雑しているのが予想されるので、
もう少し進んでみて、裏道を使うか判断します。

 

ここの裏道はたしかに道は狭く、
対向車がたくさんだと時間をロスしてしまいますが、
そこまで交通量はないと思いますので、
場合によってはこっちで行こうと思いますが、
いかがでしょうか?」

 

実に丁寧だ。

 

「なるほど、、

運転手さん、
あなたの判断に一存します!!!!!」

悲劇はここから始まった。

 

ぼくに力強く判断を一任された運転手さんは、
満を持して裏道を選択した。

 

しかし、その裏道は、
対向車が来たらロスするどころか、
一台が通過するのもギリギリの幅だったのだ。

 

それはまるで遥か上空にて
綱渡りを成功させるくらい、
極めて繊細なドライヴィングスキルを要する道だった。

 

「せ、攻めますね運転手さん」

「はい、ここがもっとも早く行けるかと思います」

 

そして、しばらくの間
綱渡りを続けていた運転手さんは、
突然奇声にも近い声を発した。

 

「なーんてこったー!!!!!!」

 

極限まで狭い道の先に立ち塞がっていたのは、
これ以上車両が進めない鉄の柵だった。

 

「も、申し訳ありません!!!
お急ぎのところを!

私は何てことをしてしまったんだ」

 

そういって、
元の道に戻るためには

「綱渡りのバックver.一択」

というかなりアクロバティックな
展開が待ち受けていたのだ。

 

時間的にはそれだけで20分ほどロスしただろう。

 

しかし、不思議なことに、
ぼくには怒りの感情が全く湧いてこなかった。

 

たしかに、ぼくは大幅に
約束に遅れることになってしまった。

 

だけど、

このドライヴァーはぼくのためを思って、
少しでも時間を短縮しようと、
こんなにもアクロバットな道を選び、
果敢に攻めたのではないか。

 

こんなプライスレスな時間をもらったんだ。

もはや約束などどうでもいい。

「大丈夫です、一生懸命考えてくれた結果ですから。

バック大変でしょうから、焦らずに、
事故だけには気をつけて下さい!気にしないで^^ 」

 

そして、時間に遅れたぼくは、
この後こっぴどく怒られるわけだが、
そんなものは知ったことか。

 

ここでの学びは、
たとえミスを犯したとしても、
本当に一生懸命その人のことを考え、
ベストだと思った行動をした場合、
怒りを感じないこともある

 

ということだ。

だからぼくは、

今後ビジネスを行っていくにあたって、
チームメンバーが本気で考えて、
知恵を振り絞って全力で行動して、
その結果が仮に身を結ばなかったとしても、
決して怒らずにいてあげる社長になろうと、
改めて思ったのだ。

 

タクシーだけでもこれだけのことが学べるのだ。

 

だから、あなたもぜひ、
ポジティブな出来事も、ネガティブな出来事も、
日常のすべてを学びに変える意思を持って生きてみて欲しい

 

すると、毎日が成長という
楽しすぎる人生が待っているのだ。