“内省する”これを続けることが大切

f:id:nk-nrt-nk:20180502172544j:plain

先日、とある先生と飲みに行きました。

 



 

12年前、19歳のぼくが浪人生として
通っていた予備校の先生です。

 

実は、今年ぼくは、週に1回、
12年ぶりにその予備校に通ってるんです。ウインク

 

その理由をお話すると、

会社を作って3年が過ぎ、
将来のことを考えたときに、
今の事業とは別に、

 

“教育事業”

 

をやっていきたいという情熱が湧いた
んです。

 

ぼくは自分自身の経験から、
人生というものを

 

「積極的に社会のレールから飛び出して、
誰にも縛られない、誰にも真似されない、
自分だからこその人生を歩むべきだ」


 

と捉えています。

 

そのためには、

たくさん勉強して、
いい学校に入って、
いい会社に就職すること。

 

これこそが安定した、
幸せで順風満帆な人生なんだ。

 

という従来の社会通念をぶち壊す必要があるし、
そのためにはそもそもの教育から、

“子供一人一人の才能を開花できるような
カリキュラム”
だったり、

 

“コミュニケーション、感情、
願望達成法、恋愛みたいな、
これまでの科目にはなかった
全く新しいこと”
を教えるような、

そんな教育機関があったら
おもしろい
じゃないかなって、
そんな風に思ったんですね。

 

そこで、そもそも教育とは何たるか、
を、今までの人生で
最も影響を受けた先生から学ぼうと思い、
12年前に受けていたその先生の授業を
再び受講した、という背景があるのです。

 

もう少し現実的な理由もお話しておくと、
受講した科目は倫理、
わかりやすく言うと哲学なのですが、
過去の天才たちが考えてきた人生に対する英知は、
ビジネスでも応用できる
部分が非常に多く、
今後セミナーや講演活動をしていくうえでも、
コンテンツとしてとても参考になるんですね。

 

あとは、その先生とプライベートレベルで
仲良くなることができて、
自分の思いだったり信念を伝えることができれば、
先生の周りの素晴らしい教育者だったり、
あるいは経済人、政治家などとも繋がれる
かなと、
そういった思いもありました。
(倫理だけでなく、政治経済の先生でもあるのです)

 

そんなこんなで、
12年ぶりにお会いしてすぐに意気投合して、
望み通り一緒に飲みいくチャンスを掴み取った、
というわけなんですね。

 

今日はその会で話題になったことを中心に
書いていきたいと思います。

 

それでは、早速いってみましょう!

 

いつも授業のときはかなりカジュアルで、
コンバースのスニーカーとか、
ユニクロのシャツとか、
そんなスタイルの先生でしたが、
その日は今まででダントツで一番かっこいい、
スーツ姿でバシッと決めてお店にいらっしゃいました。

 

「え!今日はまたどうしたんすか!?」びっくり

 

と尋ねると、
どうやら「プレジデント」という
ビジネス雑誌から取材を受けていたそうで、
それでスーツを着ていたんですね。キラキラ

 

哲学が特集になったそうで、
そこで著書も出されている先生に
白羽の矢が立ったみたいで、
なんと4ページも割かれるそうなんです。!!

 

そのせいか、なんだかとっても上機嫌でした。笑照れ

 

連れて行ってくれたのは、
どこかの県知事なども御用達らしい
カンボジア料理屋さんで、
リーズナブルなお値段なのに
めちゃくちゃ美味しかったです。

 

予備校の先生がお相手なので、
思う存分真面目で深い話をしようと思って、
お酒を飲みながらいろいろなテーマで
語り合うことができました。爆  笑

 

その中で一つ、
テーマを取り上げてみようと思うのですが、
それは、ぼくが初めて社会のシステムについて
疑問を感じた瞬間
についてなんです。

 

それは大学4年の、
すでに内定をいただいていた時期でした。

 

いつものように野球サークルのメンバーと
わいわいお酒を飲み、2次回でも飲みまくり、
そしてカラオケに突入したのですが、
酔ったサークルの仲間が、
チンピラとちょっとした
口論になってしまったんですね。ムキー

 

そしてぼくは、
それを見て自分自身が取った行動に、
大きなショックを受けてしまったのです。ゲッソリ

 

本来であれば、真っ先に間に入って、
丸く収めるのが仲間の役目
なはずなのに、
ぼくの脳裏によぎったのは・・・、

 

「でも、ここでいざこざになって、
殴り合いとかになって、
面倒なことになって、警察とか来て、
いろいろ調べられて、内定先にも連絡がいって、
その結果内定取り消しになったらどうしよう・・・」
あせるあせるあせるあせる

 

という極めて保守な発想でした。

 

「万が一そんなことが起きたら、
一体おれは何のために一生懸命勉強して、
いい大学に入ったのかわからなくなってしまう。
これまで何年も努力してきたことが
こんな些細なことで潰されてしまうのは嫌だな・・・」
えーん

 

みたいな。

 

そしてぼくはあろうことか、
結局その現場をほったらかしに
してしまった
のです。汗汗汗汗汗

 

このときにすごく思ったのが、

“仲間の窮地にもかかわらず、
それを見て見ぬ振りをしてまで
優先してしまうような、
この社会の仕組みって一体何なんだろう?”
ショボーン

 

という強烈な問いでした。

 

そしてそれ以来、
世間体とか、出世とか、
そんなものを気にして大切なことに
目を背けてしまうような人生なんて、
絶対に嫌だ!!
!!!!!!って思ったんです。

 

そこから出世とか敷かれたレールとか、
そんなものクソ喰らえって堂々と言っても
生きていけるように、
ビジネスやお金の勉強を始めて、
起業という選択肢がわりとリアルに
浮かんだ時期
でもあったんですね。

 

そして、同じように、
大切なことを躊躇(ちゅうちょ)
することなく優先できるような人を
一人でも増やしていきたいし、
そういう社会にしていきたい
なって思ったんです。

 

今書いたような一連の話を
先生に話すと、先生は、

 

「なるほどねー。
本当に大切なこととキャリアとを比較する、
非常にモラリズムな視点
だねー。

 

ここでの大事なポイントというのは、

“内省する”

ということなんじゃないかなー。

 

あのときは自分の保身を優先して、
キャリアの確保を選んだ


 

このことについてもしかしたら
後悔することもあるかもしれないけれど、

それに対して、実際どうすべきだったのか、
今後はどうすべきなのかというのを
しっかり内省し続ける人が、
どんどん偉大になっていく
んだと思うよ。

 

何でもそうなんだけど、
やっちまったもんはしょうがないんだよ、
その後それに対してしっかり内省すること
どんなことに対しても。

そういう態度をぼくも踏まえて、
取るべきだと思うんだなー。」

 

みたいな、
結構アツい話が終始できて、
とってもおもしろかったんですよね。

 

それ以外にも、

「あーそれはベンサム功利主義的な発想だねー。」ニヤリ

とか、

 

「野呂田くんは非常にニーチェ的な考えをするね。
ニーチェなんだよ、野呂田くんは。」ニヤリ

とか、

 

いちいち哲学者を例にあげるのも、
めっちゃおもしろくて、
しかも自然に勉強にもなっている
という、
何ともぜいたくな時間でした。
(どうやらぼくはニーチェらしいです爆  笑

 

その後は六本木の会員制のバーに
連れて行っていただき、
一緒に葉巻をくゆらせながら、たばこ
美味しいお酒をいただきました。赤ワイン

 

こういう普段真剣に考えている問いについて、
真面目にあーだこーだと語り合える時間って、
とっても大切だと思うんですよね。キラキラ

 

あなたもぜひ、
そういう会話ができる友人を持つと、
話すことで自分の考えがまとまったり、
意外な気づきがあったりして、
とっても濃密な時間を過ごすことができますよ。

 

異性とオシャレなお店でデートをする、
そんな時間もたしかに素敵だけど、
男同士、あるいは女同士で
泥臭い話をするのもなかなかいいものですよウインク