対価とは別に学びを得る方法

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ぼくが最近ハマっているのは、
タクシーの運転手さんとの会話です。

 

この前の運転手さんはすごい九州男児っぽい、
言葉遣いの汚いおじさんだったんですが、
仕事にめっちゃプライド持ってて、
とっても頼もしかった
んですよね。キラキラ

 

「ここの信号は右折が一瞬で、
終わっちまうんだよ。

ほらな!クッソ、
ふざけてるとしか言えねーよねムキー

 

とかめっちゃ口が悪いんですけど笑、
でも、

 

「お兄ちゃん、急いでんの?
○○って地点で高速乗ったら早いよ、
乗ってみるかい?

高速代負けてやっからウインク

 

みたいな粋な提案もしてきてくれて、
お言葉に甘えたら、
実際にめっちゃ時間の短縮になって、

 

「ほらな、○○ってところから
乗るのがポイントなんだよ、
他から入るとこうはいかねー。

言った通りの時間になったろ。
わかるんだよ
ウインク

 

とか、

こだわりと経験からくる熟練の感覚が
ハンパなかった
んですよね。

 

なんだろ、プロ意識ってのかな。

運転手という仕事に誇りを持ってるんですよ。

終始言葉は汚かったけど、
本当はめっちゃ心が優しいんですよね。デレデレ

 

「さっきの客なんざ、
超特急で20分で行ってくれとか
無茶言いやがってチキショー。ムキー

いろんなルート駆使してやったよ。
14分で着いたんだけどな

ありゃ並みの運転手じゃ無理だな」ニヒヒ

 

とか、子供みたいに嬉しいそうに
語ってくれるんですよ。キラキラ

 

なんか、こういうのいいなって。

 

“おれももっと、一つ一つの仕事に誇りを持とう”

 

って思わせてくれるんですよね。

 

運転手さんからは結構学びが多くて、
その九州男児の方以外にも、

 

六大学を卒業して、大企業に20年間勤めたけど、
お母さんが介護が必要な状況になってしまったため、
止むを得ず退職した方がいて、
介護をしていく中で大変さを実感して、
同じように苦しむ人の役に立ちたいと、

 

「いずれは介護タクシーをやりたい」キラキラ

 

という夢を持ち、
その練習としてタクシー運転手を始めた
という人もいたり。

 

大好きな民族研究を大学院で40年以上続けていて、
研究費が出なくなっちゃたから、
大好きなことを続けるためにタクシー腕。やってる、
政治や国際問題にやたらと詳しい人がいたり。

 

なんかそれぞれにドラマがあって、
いろいろと思うところがある
んですよね、
あの空間って。

 

これって、すごい学びだと思うんです。

 

もちろん、相手への気配りがなかったり、
時間帯、混み具合、曜日なども考慮しないで、
お客さんにとって一番いいルートを考えずに、
あまりプロ意識もなくやっている人もいるけど、DASH!
それはそれで反面教師にもなるわけです。

 

「こういう姿勢で仕事をすると、
こんな風に相手に伝わるんだな」


 

とか。

 

大事なことは、
日常生活のどんなシーンでも、

「自分事に置き換えて解釈する」

ということなのです。

 

つまり、

タクシー代をお支払いしたことで、

 

・仕事にもっと誇りを持とう
・好きなことや情熱をもった仕事って素晴らしいな

 

といった、
交通手段としての対価とは別に、
そういった学びも得ている
わけです。

 

あなたも、
日常生活のすべてを学びに変えるという
意識を持って過ごしていると、
思わぬ発見や学びがたくさん
ありますよ。