凄くならざるを得ない状況を意図的に作り出すには

年明けに友人の大成信一朗さんの会員さまに、

ゲスト講師として新春セミナーを

行ったときのことです。

 

大成さんからの提案で和装で行くことになったのですが、

そのときの出来事で興味深い気づきがあったので、

今日はそれをあなたにシェアしたいと思います。

 

 

「和装で来て！」


と言われたんで、
着たのですが、

 

草履を履いて歩くと2秒くらいで足が痛くなるので、
ギリギリまで履くまいと、
最初は白いサンダルでごまかしていたのですが、
やはり参拝のときくらいはちゃんとしようと
カバンに入れていた草履を取り出すと、
一緒に参拝に来ていた方に、

 

「うおー！！やっぱ成功者は違いますね。
GUCCIの草履じゃないですか！！」

 

と言われました。

（いや、ただのレンタル着物なんだけどなー・・）

 

と思ったのですが、
そういえば家を出るときにGUCCIのシューズ袋に
草履を入れてきたので、
それを見て草履もGUCCIだと勘違いしたみたいです。

 

この現象って結構おもしろいなーと思って、
たぶんぼくも誰かがGUCCIのシューズ袋から
草履を美しい所作で取り出してたら、
それが普通の草履だったとしても、

 

「おいおい、GUCCIの草履かよ、すげーなおい！」

 

と思っちゃう気がするんですよね。

 

で、これはぼくも昔やったことがあるのですが、
よく言われるのは、

 

「成功者になりたかったら、成功者の振る舞いをしろ」

 

というものです。

 

ぼくは3年ほど前、実際には
時給1000円のアルバイトをしていましたが、
出かけるときはヴィトンのカバンを持ち、
ブルガリの時計をし、
シャネルのサングラスをかけていました。
（すべて中国で買ったニセモノです笑）

 

もちろん本当に違いのわかる人には
一撃で見破られてしまいますが、ぼくも含めて、
たいていの人には見分けなんてつきません笑

 

なので、最初の段階ではそうやって、
凄そうに見せるという時期もあっていいと思います。

 

GUCCIの草履を履いてるなんてすごいと思われるように、
人は第一印象で決まるので、舐められないためにも
ハッタリをかますことが時には必要なのです。

 

ただ！

 

そこからがとても重要で。

 

人間はそこまでバカではないので、
最初凄そうに見せたとしても、
本当には凄くない場合は、
何度か会ううちにそのレベル感は
だんだんと見抜かれてしまうものです。

 

なので、

一度ハッタリをかましたのなら、
その責任はしっかりと取るべきなのです。

 

つまり、

 

“凄そうに見せたのなら、実際に凄くなれ”

 

ということですね。

 

そうやって積極的に自分を追い込むことで、
凄くならざるを得ない状況を意図的に作り出すことで、
人は、より頑張れるのです。

 

なので、今よりももっと成長したいと思っている方は、
GUCCIの草履を履いてみるなど、
今よりもワンランク上のアイテムを
頑張って身につけてみるといいと思います。

 

たぶん、GUCCIには草履はないと思います。